金剛界曼荼羅胎蔵曼荼羅
成身会
四印会 一印会 理趣会
成身会
三昧耶会
微細会
供養会
供養会 成身会 降三世会
四印会
一印会
理趣会
降三世会
微細会 三昧耶会 降三世三昧耶会
降三世三昧耶会

成身会(金剛界大曼荼羅・四種曼荼羅の大曼荼羅)

釈迦(金剛頂経では一切義成就菩薩)が、一切如来たちから驚覚されて密教の観法「五相成身観」を修したところ、仏身円満(即身成仏)を成就し、一切如来たちの代表(金剛界如来)となった時の関係諸尊の集会図。

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●金剛界マンダラの根本の集会。

●『(初会)金剛頂経』の金剛界品に説かれる。

●『(初会)金剛頂経』の冒頭概要
 法身大日如来の報身・受用身である一切如来たち(サルヴァ・タターガタの複数形)が、菩提道場で苦行中の「一切義成就菩薩」(サルヴァ・アルタ・シッディ、=釈迦(幼名シッダールタ→シッダ・アルタ)に近づき、「一切如来の真実を知らずに、どうしてそんな苦行をしているのか」と言うと、驚覚された一切義成就菩薩は「一切如来の真実とは何でしょうか」と教えを乞うたので、一切如来たちは「五相成身観」という一切如来の真実の観法を教授した。
 その教示に従い「五相成身観」を行じて即身成仏し仏身円満となった「一切義成就菩薩」は、一切如来たちと同じ如来(金剛界如来)となったことを覚り、一切如来たちによって加持され正等覚者となり、須弥山頂の金剛摩尼宝頂楼閣に移って一切如来たちを代表する「一切如来」(毘盧遮那如来)となった。
 四方の一切如来たち(四仏)に囲まれ、さらに金剛薩捶をはじめとする十六大菩薩等を出生する。

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