松岡さんと里中さんとのトークが終わると、真言宗僧侶の徳永さんが登場し「真言声明」の実演に移りました。まず通常「奠供」といわれる曲「四智梵語」をソロで唱えました。会場はシーンと静まりまさに「五大に響きあり」でした。

　終わってステージにもう一人、オープンフォーラムの実行委員長をつとめる宮坂宥洪さんが登場し、松岡さんと「声明」についてトークを行いました。「声 明」とはもともと「声」に関する「明」（知識・学問）という意味で、古来密教の法要儀式では中心をなすものとして重要な役割をもち、最近は雅楽や和太鼓や 室内楽やジャズとの共演も試みられるようになりました。

　最後にもう一曲、「対揚」という曲が徳永さんのソロと会場にいた真言宗僧侶の皆さんとの合唱で唱えられ、感動で涙ぐむ人もおられたようです。