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空海論遊

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21世紀は密教の時代-空海の旗のもとに

 21世紀は、20世紀がやり残した「対立と殺戮」という宿題をかかえたまま、暗い深刻なスタートを切った。近代主義の象徴アメリカのグロー

『空海の夢』ノート 1

私が大学で十年の間に身につけた文献考証学を中心とした近代仏教学では「空海」がまったくわからない本に出会った松岡正剛著『空海の夢』空海を仏教学

『空海の夢』ノート 2

●1--空海の夢  『空海の夢』は、明恵上人が空海の夢を見る『夢の記』の一節ではじまる。そこに松岡さんが実際に見た空海の夢の話が続く。松岡さ

『空海の夢』ノート 3

●4--意識の進化  その生命と意識の問題を、松岡さんは空海の『十住心論』にも見た。私たち(真言宗)の常識によれば、この空海最後の大著は真言

『空海の夢』ノート 4

●7--密教の独立  思想は時代を横なぐりする。しかし、空海は時代をタテになぐった。  私はこの文が『空海の夢』で一番気にいっている。松岡

『空海の夢』ノート 5

●9--仮名乞児の反逆  論は、密教の「引き込み」から、空海の幼少そして空白の七年へ、『三教指帰』の仏教選択宣言へ。 空海こと真魚は、延暦十

『空海の夢』ノート 6

●12--長安の人  ここでの主題は、空海が二十年の留学年限をやぶり、たった二年足らずで長安を去ることにした決断のことだと言う。その結論らし

『空海の夢』ノート 7

●15--対応と決断  空海の「構想」を松岡さん自身がオリジナル編集したところで、話は空海と最澄そしてその弟子「泰範」のエピソードに移る。 

『空海の夢』ノート 8

●18--和光同塵  話は一転して、空海の一大事業である高野山開発に移る。空海は高野山の開発にあたって神仏の習合に意を注いだ。その問題であ

『空海の夢』ノート 9

●21--いろは幻想  松岡さんは、生命史を語ったかと思うと今度は「いろは歌」、つまり和語の成立史へと論を自在に転ずる。章の最後に、「私のい

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●24--憂国公子と玄関法師  この章は、松岡さんが言う「王法と仏法」、あるいは空海と国家論といってもいいかと思う。題材は、『十住心論』の略

『空海の夢』ノート 11

●27--マンダラ・ホロニクス  直感、現観、直感情報系、場の設定、場面集、観念技術、第三次的情報系、マンダラ、ホロニクス、ホワイトヘッド、

「不滅の滅」に寄せて

 人間が病気で死ぬことを敗北だと ひとに信じこませてきた愚か者がいる その敗北感をいいことに 死者の葬送を悲涙の儀式にしてきた愚か者もいる 

魂の旅 ― 宇宙へ・母なるものへ

 人は生きることに疲れると旅に出ます。 知らない町を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい 知らない海を眺めていたい どこか遠くへ行きたい

世界遺産となった仮名乞食の原郷

先年の日光の「二社一寺」に続いて、日本人固有のメンタリティーつまり「和魂」の「原郷」ともいうべき吉野・大峯・熊野三山・高野山を含む「紀伊山地

「辺路」から「遍路」へ

 昨年世界遺産となった「熊野古道」とは、昔、上皇や皇族をはじめ貴族や大名が参拝し、その後一〇〇〇年以上も一般庶民もそして社会から隔離されてい

即身成仏に寄せて

 還暦の頃になってやっと『即身成仏義』の「二頌八句」の前四句が私なりに見えてきた。この名句をこそ語れるようになるのが真言僧の最低レベルだと思

脳死移植、8ヶ月間事例ゼロの現実

 この7月、改悪「臓器移植法」が国民的コンセンサスもないまま衆議院解散直前の国会で駆け込み可決され、「脳死」は臓器提供をする場合にかぎり人の

改正臓器移植法の施行の陰で

 私事ながら、7月8日、96歳の母が逝った。老衰、生きる力を一滴も残さず、自然な眠りのなかの安らかな最期だった。息子の情として、家族の想いと

空海が見えなかった西田幾多郎・鈴木大拙

時々、おかしな夢を見るのである。 ――西田幾多郎と鈴木大拙が禅の公案と華厳の話をしているところに空海が現われ、次のように言った。 &nbs

「脳死は人の死」に反対した元「脳死臨調」委員の名誉のために

 この夏、日本列島では、石原慎太郎東京都知事をして「この国は本当にダメになるよ」と言わしめたように、「育児放棄殺人」「消えた百十歳」をはじめ

『空海ノート』補記 「空海と深くかかわった渡来系氏族とその周辺」

 弘法大師空海の生涯には終始、東アジアの渡来系氏族との関係が色濃くあった。従来の空海伝(とくに仏教学系のもの)は、古代の日本と東アジアの文明

東北復興に見える新たな差別 永年「負の歴史」を背負ってきた東北に終止符を

 未曾有の大震災で被災した東北の人たちが、取り乱すこともなく、騒動もなく、冷静沈着に、我慢強く、秩序を保ち、そして励まし合い、譲り合い、助け

「エンサイクロメディア空海BOT」開設のお知らせ

 このたび、当サイトのサブメディアとして、ソーシャルサイトTwitter上に「エンサイクロメディア空海BOT」通称「空海BOT」)を開設いた

儒教はどこへ行った

 宗祖大師は、若き日すなわち、奈良の大学寮をめざして叔父の阿刀大足について学んだ15才から18才にかけて、さらに大学寮在学中の約2年、中国の

「MANDALA DUALISM―マンダラのなかに入る」公開のお知らせ

 このたび、新コンテンツ「MANDALA DUALISM―マンダラのなかに入る」を公開いたしました。この新コンテンツでは、金剛・胎蔵両曼荼羅

新刊書『空海の仏教総合学』のご案内

『空海の仏教総合学』長澤弘隆(密教21フォーラム事務局長)著 このたび、高野山開創1200年・密教21フォーラム設立20年を記念

大師命がけの渡唐の真意

はじめに 『御遺告』に、和泉の槇尾山寺で剃髪し沙弥になってほどなくの大師が、十方の諸仏に対し「唯一無二の教えを示したま

空海の仏教総合学 その1

長澤弘隆密教21フォーラム事務局長・真言宗智山派満福寺住職 空海の代表作といわれる『秘密

脳死移植を解禁して20年、いっこうにドナーが増えない現実

日本臓器移植ネットワークの門田守人理事長によれば、脳死ドナー(臓器提供者)数は期待したように伸びず年間平均50人程度で

空海の仏教総合学 その2

第一章 人間の業欲を問う 一、異生羝羊住心 空海が『十住心論』で第一に取り上げた「異生羝羊住心(いしょうていようじゅう

空海の仏教総合学 その3

第二章 人間の良心を問う 一、愚童持斎住心 「十住心」の第二は「愚童持斎住心(ぐどうじさいじゅうしん)」である。  

空海の仏教総合学 その4

第三章 人間の宗教心を問う 一、嬰童無畏住心 「十住心」の第三は「嬰童無畏住心(ようどうむいじゅうしん)」である。  嬰

空海の仏教総合学 その5

第四章 釈尊とアビダルマの仏教を問う 一、唯蘊無我住心 第一章~第三章で、人間が我欲・我執にとらわれて悪因悪果に

空海の仏教総合学 その6

第五章 師もなく独りで究める小乗を問う 一、抜業因種住心 「出世間」・「出世間心」の第二段階のレベルである。 空海

空海の仏教総合学 その7New

第六章 大乗の深層心理学を問う 一、他縁大乗住心 この「他縁大乗住心(たえんだいじょうじゅうしん)」から「大乗」のレベル

空海の仏教総合学 その8New

第七章 大乗の論理学を問う 一、覚心不生住心 大乗のレベルの二番目、「出世間心」の第四段階で、具には中国・日本の三論宗

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